見出し画像

白球が 夏空射抜く 金ケ崎

打撃練習 夕焼けが ラッキーゾーン

目指すその先に新しい自分がいる

球児の汗と思いが刻まれた白球

学校のグラウンドや体育館に、生徒の声が響く光景はやはりいいものだ。
高校3年間という限られた時間の価値に気づくのは、きっと自分が大人の責任を自覚したときなのかもしれない。
金ケ崎高校の野球部員は現在6人
単独での大会出場はできないのが現実。

どこにでもあるありふれた風景 実はそれが特別な風景なのだ

どんなに困難で挫けそうになっても

 一緒に野球ができることは普通じゃない 最後の夏 全力で挑め

歴代の金高球児の想いが詰まった放課後のグラウンド。
まさに「青春」の象徴だ。
「本音は単独チームで大会に出たいんです。」と語りながらも、今、この瞬間野球ができていることに感謝する部員たちが眩しい。

リアル鬼ごっこ 学年をこえて楽しむ

六人の野球部員や青葡萄

第105回高校野球選手権記念岩手大会壮行式

壮行式に臨む6人の野球部員たち

金高の野球部員は6人が、金ケ崎高校野球部の新たな1ページを紡いでくれた。3年生部員は「各校の良さを持ち寄れるのが連合チームの強み。他校の選手とも積極的にコミュニケーションを図って試合に臨みます。」と意気込みを語ってくれた。

「みんなの応援が僕たちの力になる」

主将挨拶

「野球ができることに感謝している。試合をするからには絶対に勝ちたい。みんなの応援が力になる。」壮行式で主将の後藤太陽くんは語った。コロナ禍で彼らが中学3年のころから、声を出しての応援はなかった。ほとんどの生徒にとって声を出しての応援は今回が初めての経験。手探りだけれど応援団、吹奏楽部が野球部を後押しする。

4つの高校の球児がチームとして戦うこと

4校16人の高校球児 それぞれの青春

紫江(しこう:紫波と胆江)=(4校:紫波総合・岩谷堂・前沢・金ケ崎)連合4校そろっての合同練習ができるのは土日などの限られた時間のみ。大会前でも毎日の全員練習は難しい。合同練習は、学校を超えた仲間たちと白球が追える唯一の時間だった。 

紫江(しこう=4校紫波と胆江地区の学校)連合

紫江連合VS高田高校

天候が危ぶまれた7月9日花巻球場は試合時間に合わせたかのように快晴

リアル青空エール!!!
目の前の頑張る人のために一生懸命になることって「特別」です
学校が一丸となった瞬間 この笑顔がすべてです

紫江連合
初回に1点を先制したが
結果は1-8(7回コールド)惜敗だった。
試合結果は本当残念だったが、野球部の勇姿は私たちにたくさんの感動をくれた。そしてそこに声援を送った金高生すべてに感謝したい。

 
大人になった高校生のみなさんへ

無心に追いかけた白球の記憶が蘇るとき、無心に声を張り上げ応援したことを思い出したとき、きっとあなたたちは青春の輝きに気が付く日が来ます。
それは、かけがえのない自分だけの宝ものです。大切にしてください。