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【金高】"地理的視野を広げよう" 宮学校長の特別授業 ~地理教員として生徒に贈るメッセージ~

グループによる政策発表。ダイジンになりきっています。

 2月15日(水)、今年度末をもって勇退する宮校長が、1学年を対象に地理総合の特別授業を行いました。
 マレーシアの民族衣装を着て登壇した宮校長は、ある架空の途上国における国際援助金の用途について、まず資料をもとにグループで意見をまとめ、それを全体で発表・議論させました。最初の班の発表こそ少し緊張が見られたものの、進行していくにつれて深く鋭い質問が出されるようになり、国会答弁並みに白熱する盛り上がりとなりました。

ベトナムの民族衣装

 休憩を挟んで、宮校長は、何と「お色直し!」。今度はベトナムのアオザイを着て現れ、答えを解説。どの案も正解・不正解がはっきりしている訳ではなく、視点・立場の違いや条件次第では良いものとも悪いものともなり得ることが明かされました。

現地で購入したアオザイ

 宮校長は、アジア諸国探訪の趣味の中で撮りためた数多の写真を紹介。それから、アフガニスタンの復興に尽くしたペシャワール会中村哲医師の業績に触れ、国際貢献の精神について熱く語った場面も。

国境にて

 締めくくりに本校スクールポリシーにあるグラデュエーションポリシー、
「確かな学力の上に、国際的視野を持ち、恒久平和と人類の福祉に貢献する人材を育成」
を取り上げ、
「この金高で学んで、卒業したあと、ぜひ将来、世界で活躍して欲しい。この地理の授業を、民主主義と平和を考えるきっかけとして欲しい」と生徒への期待を込めて、退任前最後の特別授業としての言葉を結びました。


 終礼の後、及川和琉さんが、手製のカードを添えて宮校長に花束を贈呈。伊藤和真君が、「とても楽しい授業で、世界を考える視野が広がりました。私は将来、世界を語れる地理教員を目指しています。ありがとうございました」と生徒を代表して挨拶。生徒の頼もしい言葉に、校長の目尻も下がりっぱなしでした。

 

世界にはばたけ金高生!!

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