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【金高職員探究】職員研修 THE・ ZEN

曹洞宗 元第三の本山 大梅拈華山 圓通 正法寺

1348年に開創したといわれる奥州市水沢区にある正法寺は道元禪師の厳しい禪風を守り東北地方の宗教、文化の発展において大きな役割を果たしてきたお寺のひとつ。この場所で9月22日(金)職員研修が行われました。

法堂 (国指定重要文化財)

ご住職がお釈迦様に代わって説法する道場は日本最大のかやぶきの大屋根が見事です。本日はここで坐禅体験を行いました。法堂内は撮影禁止なので拝観と坐禅の様子は写真としてありませんが、坐禅の作法に従って日頃の喧騒・雑事を離れ、身を整え、呼吸を整え、心を整えました。

日本最大級の茅葺の大屋根

大人の休日倶楽部 吉永小百合が立った場所

開山堂 (奥州市指定有形文化財)

歴代山主(住職)のお位牌と十六羅漢像が安置されている開山堂の縁側からの風景です。なんとここはJRのポスター撮影がされた場所でした。

金ケ崎高校の吉永小百合


雲間から青空がのぞきはじめ気温上昇

最後は惣門 (国指定重要文化財)を下って

寛政11年(1799)の正法寺の火災の際も焼け残った入り口の惣門をくぐって研修終了。蛇紋岩の石段はなかなかの勾配でした。

寺院の四脚門としては岩手県最古の遺構で、建築史上大変貴重

仏道をならふといふは、自己をならふなり。 自己をならふといふは、自己をわするるなり。 自己を忘るるといふは、万法に証せらるるなり。道元『正法眼蔵』 

自分の欲望や自己中心的な考えにに振り回されている自分に気づき、自分勝手な心から解放されることこそ本当の自分自身の回復につながる。そして、自己が回復されたとき、迷ってきたこの自分が、実はかけがえのない世界の中で生きていたことに気付く。

先人の教えというのは実に深くありがたいと感じた研修でした。

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