【金高】修学旅行4日目清水詣&USJ#北天の雄と出会う日
修学旅行4回目がスタートしています。本日は世界遺産清水寺の拝観と一番のお楽しみUSJです。今日も金高生は元気です。
日高見国人には外せない見学場所がある
清水寺境内に、阿弖流為(アテルイ)、母禮(モレ)の顕彰碑が建立されています。平安時代初期に東北地方に実在した人物で、大和朝廷の征夷大将軍坂上田村麻呂が率いる蝦夷討伐軍との戦いが有名です。非常に統率力に優れた人物で、数で劣る蝦夷を率いて朝廷軍と互角以上の戦いを繰り広げ、田村麻呂軍は苦戦を強いられたという伝説が残っています。アテルイとモレは民衆の命を守るため朝廷軍に投降し京都へ連行されます。二人の勇姿に心を動かされた田村麻呂は朝廷に助命を嘆願しますが、叶わず、河内国植山で処刑されたと伝えられています。
坂上田村麻呂が開いたと伝えられる清水寺境内に建都1200年の節目の年(平成6年)にこの顕彰碑が建立されました。岩手からの修学旅行生は必ず立ち止まるポイントです。
清少納言は『枕草子』の「さわがしきもの」の中で、毎月18日の観音の縁日に参籠する人で当寺がにぎわう様子を描いています。紫式部の『源氏物語』夕顔の巻には「清水の方ぞ光多く見え人のけはひもしげかりける」とあり、清水寺は平安の世から大人気の場所だったことがわかります。