以前ご紹介した本校サイコロルームにこの度「科学道100冊コーナー」が設置されました！学校の図書室にもともとあった本と新たに購入した本で素敵なコーナーを設置することができました。

科学道100冊は、書籍を通じて科学者の生き方・考え方や科学の面白さ・素晴らしさを届ける事業です。100冊の本は「テーマ本」50冊と「科学道クラシックス」５０冊で構成されています。2022年度は❶情報の世紀❷光を追いかけて❸科学史タイムトラベルの３つがテーマでした。
（科学道100冊委員会発行「科学道100冊ブックレット」より。）

科学の世界は多くの人にとって難しく感じられますが、本を開くとそこには一人の人間の地道な取り組み、問い、思考が。本に書かれていることの「主語」は筆者であり、科学者であり、私たちなのです。時を経て、ある一人の取り組みは別の人の思考あるいはヒントとなり発展していきます。本を読めば読むほど科学が日常生活や私たちと結びついていることに気付かされます。

美しい写真に心を奪われ、科学の持つ可能性にドキドキしながら、自分一人では決して知りえない専門の世界に触れることができます。本から広がる世界は何と美しく尊いことでしょう。これこそ、本が私たち、そして生徒たちにもたらしてくれる不可視の価値です。

この後、本校で取り組んでいる朝読書、校内読書会等と関連付けて読書活動を展開していきたいと思います。