【金高探究】告知!金ケ崎歴史的遺産カード配布します
歴史的価値のある場所のカードを集めよう!
金ケ崎町で歴史的資産カードの配布が始まります。歴史的資産カードとは、地域の歴史的価値のある史跡、建造物を多くの人に訪れ、知って貰うために作成したもので、配布条件(アンケート記入など)を満たした人に無料で配付するものです。
【仮説】活用の方法を考えれば歴史との共存ができる
現在、多くの史跡、歴史的建造物がうまく活用されず、またあまりどういった価値があるのか知られていません。そこで今回カードを制作し、実際に現地に訪れてもらうきっかけ、またこれらを知ってもらうきっかけになればと思い制作しました。
ぜひこの夏金ケ崎町に訪れ歴史に触れてみてはいかがでしょうか。
下のリンクから場所は検索してみてくださいね。
千貫お石の伝説 知っていますか?
千貫石堤は天和2年(1682年)に着工され、元禄4年(1691年)に10年の歳月を費やし完成した堤です。
この堤を作るときに人柱に立てられたのが釜石から千貫で買い取られてきた決して器量よしとはいえない「お石」という19歳の娘さんでした。金ケ崎に嫁ぎ先があると騙されて連れて来られたといわれています。その娘さんと子牛を一緒に生き埋めにし、堤の決壊を防ぐための人柱としたといわれています。人柱を立ててからというもの伊達藩の普請奉行だった川田勘祐の屋敷では、毎夜のごとく「暗いぞ、暗いぞ」という声が聞こえる怪奇現象が起き始め、その後川田一族は死に絶えてしまいます。またお石と関わりのあった家々では代々跡継ぎが生まれず血縁が途絶えてしまいました。これらは全てお石の祟りであると噂されました。ここから100年後、安永6年(1777年)、7日7晩降り続いた雨のために千貫石堤は決壊しました。多くの被害を出しましたが、この決壊の際にも約36mの青い光が流れ出たのが目撃されたという伝説が残っています。現在千貫石堤にはお石観音と子牛の像が供養のために建立されています。
現在の千貫堤は非常に眺めの良い景勝地となっています。この夏、うつくしい眺めとちょっと怖い伝説を現地で味わってみてはいかがでしょうか。