金ケ崎高校今年度卒業生の全ての入試結果が出ました。切磋琢磨し、励まし合い、粘り、最後まで頑張った金ケ崎高校第56回生。

これほど大きく成長した学年を私は見たことがありません。ある生徒の頑張りは同じ教室にいる別の生徒の頑張りを引き出しました。そして、頑張る集団の粘り強さは私達教員を鼓舞しました。

ともに喜び、ともに泣き、気がつけば3月下旬です。

大きな喜びで胸がいっぱいな人
ちょっぴり悔しさが残った人
燥ぐ友人たちの中で俯きかげんな人

3月下旬の今、ちょっぴり悔しさが残った人、俯いている人に、私達教員が持つ思いを伝えます。

今の気持ちはこの三年間があったからこそだということを。取り組みは間違いなく本物であったし、金ケ崎高校の宝物になったということを。

一つの枠の結果には繋がらないことがあったかもしれません。しかし、取り組んで身に付いたこと、理解したこと、学びに向き合ったその姿勢は一生物で、自分の中にしっかりと存在し、これからの人生に必ず豊かなものをもたらしてくれることでしょう。頑張ろうと決意し取り組んだことは、違う場面で、違う形となって必ず何かをもたらしてくれます。

４月から期待や不安が入り交じる日々かと思います。もし悩みができたら…もし何か話を聞いて欲しくなったら…いつでも金ケ崎高校に戻ってきて下さい。

私達はいつでも、そしていつまでも応援しています。金ケ崎高校がそういう学び舎であることを皆さんが示してくれました。

改めて、第56回生の皆さんに、感謝を伝えます。
三年間本当にありがとう。さみしいけれど、皆さんが前に進む姿を私達は見守ります。